大晦日の日の料理について。我が家では「おせち料理」と「年越しうどん/そば」を毎年作ります。今年のお正月用に作ったおせち料理とその作り方を紹介します。
伊達巻
「昔、文書や絵を巻物にして保管していた:知識が増えるようにと願う」
材料
- はんぺん 1枚
- 卵 4個
調味料
- 酒大1
- 砂糖大2杯半
作り方
- フードプロセッサーに材料と調味料を全て入れてかき混ぜる。
- 四角いフライパンに油をひき、プロセッサーしたものを全て入れ、蓋をして焦げないように弱火でじっくりと10分~15分焼く。
- 巻きすの上に焼いた卵を広げておき、熱いうちにクルクルと卵を巻く。
- 巻きすを付けたままの状態で冷ます。
- 冷えたら巻きすをとり、1センチ位の幅で切ったらできあがり。
紅白なます
「水引:平和を願う」
材料
- 大根 15㎝
- にんじん 10㎝
- 白ゴマ適量
調味料
- 酢大5
- 砂糖大3
- 塩ひとつまみ
作り方
- 大根とにんじんは千切りにして、5㎝幅くらいに切っておく。
- ボールに大根とにんじんを入れる。塩を一つまみふりかけ、よく混ぜ合わせ10分ほど置いておく。
- 大根とにんじんがしなっとしたら、ボールから取出し水気を絞って別のボールに入れ、酢と砂糖を加えてよく混ぜ味をなじませる。
- 盛り付けたときに、上から白ゴマをふりかけるとできあがり。
のし鶏
「熨斗:おめでたい」
材料
- とりひき肉 400g
- 卵 1/2個
- 白ゴマ カップ1/4
調味料
- 塩小1/2
- 片栗粉大2
- 生姜汁大1
- 醤油大1
- 砂糖大1
- 味噌大1
- 酒大2
作り方
- ボールに鶏ひき肉と塩を入れよく練っておく。
- そこに、卵と全ての調味料を加えてさらに練っておく。
- フライパンに油をひき、練ったひき肉を入れて平らにする。
- その上に、白ゴマを隙間なく敷き詰める。
- フライパンに蓋をして15~20分焼く。
- 焼きあがったものをまな板に載せ、放射線状(のし型)にカットする。
- 爪楊枝をのし型の下からさすとできあがり。
数の子
「ニシンの子:子孫繁栄・子宝を願う」
材料
- 塩数の子 400g
調味料
- 水カップ2
- 酒大5
- 醤油大5
- みりん大5
- 鰹節6g
作り方
- 数の子は、塩抜き(3時間程度塩抜きして、塩水を取り換える)を3回行う。
- 数の子の薄皮を剥いでおく。
- 鍋に調味料を入れ、一旦沸騰させ、冷めるまで置いておく。
- 冷めた調味料に数の子を数時間漬けておくとできあがり。
お煮しめ
「れんこん:見通しが良い」「筍:成長を願う」
材料
- 鶏もも肉1枚
- しいたけ1P
- こんにゃく1枚
- 人参1/2本
- 筍の水煮1袋
- ごぼう1本
- れんこん15センチ~20センチ
調味料
- だし汁250cc
- 酒大4
- 砂糖大5
- 醤油大5
作り方
- れんこんは、皮を剥いて厚さ1センチ弱の輪切りにし酢水にさらしておく。
- ゴボウは水を流しながらたわしでこすり洗いし、食べやすい長さでぶつ切りする。
- こんにゃくはアク抜きし、食べやすい大きさに手でちぎっておく。
- しいたけは石づきをとり食べやすい大きさに切っておく。
- 人参・筍も、食べやすい大きさに切っておく。
※にんじんは梅の形に型抜きしてみました。
- 鍋にだし汁を入れ沸騰させた後に具材を入れ再沸騰させる。
- 再沸騰したら、酒と砂糖を加えて5分位煮る。
- 最後に醤油を加え具材に火が通るまで煮たらできあがり。
栗きんとん
「栗:勝ち栗・勝利を願う」「金団:財宝・金運を願う」
材料
- さつま芋1本 200g前後
- 栗の甘露煮 1瓶
- 黄身 卵 2個分
- 生クリーム 50cc
作り方
- 栗を荒みじん切りしておく。
- さつま芋の皮を剥いて、3~4個に切り分けてから水にさらしておく。
- 水で濡らしたキッチンペーパーでさつま芋を包み、レンジ600Wで4~5分チンする。
- ボールにレンジした芋を入れ、しゃもじでつぶし、甘露煮の瓶に入っている蜜100ccと黄身を加えて混ぜ合わせる。
- その芋を鍋に入れ、4~5分混ぜながら煮る。
- 一旦火を止めて生クリームと刻んだ栗を加える。
- 再度、弱火で1~2分練りながら煮る。
- パットに煮た芋を出して冷やす。
- 冷えたら、1個分の栗きんとんをスプーンですくい、ラップに乗せ、最後に、ラップで包んでラップの上を縛ったらできあがり。
えびの塩麹蒸し
「蝦:腰が曲がるまで。長寿を願う」
材料
- 有頭エビ 8尾
- 太葱の青い部分 10センチ程度
- 生姜1/2片
調味料
- 塩麹大1
- 酒大1
作り方
- えびをボールに入れた塩水で洗ったのち、背ワタを爪楊枝などで取っておく。
- ボールに塩麹と酒を入れ混ぜておく。
- 太葱は2~3等分しておく。
- フライパンにエビを重ならないように並べ、調味料とねぎを上から加え、蓋をして焼く。
- えびに火が通ったらできあがり。
田つくり
「かたくちいわしを田の肥料にすると五万米のお米がとれる:豊作を願う」
材料
- ごまめ 40g
調味料
- 砂糖大2
- 醤油大1
- みりん大1
作り方
- ボールに調味料を合わせておく。
- フライパンにクッキングシートを敷き、ごまめを炒る。
- ごまめの上から調味料をかけ、からめてから冷ましたらできあがり。
いわしを炒る香りにつられてやってきた黒猫のジジ君です。
隙があれば食べてやろう!~と狙っていましたね。猫の手も借りたいというのに。
ぶりの照り焼き
「出世魚:立身出世を願う」
材料
- ぶりの切り身 3切
- 生姜1片
調味料
- 酒大2
- みりん大2
- 醤油大2
作り方
- 生姜は薄切りにしておく。
- ボールに酒・みりん・醤油と生姜を入れよく混ぜておく。
- ぶりは、1切れを半分に切っておく。
- 調味料が入ったボールにぶりを入れ15分ほど漬けておく。
- フライパンにクッキングシートを敷き、ぶりを弱火で焼く。
- ぶりに火が通ったらできあがり。
その他
以下の料理は、出来合いのものを使用しました
- 昆布巻き「よろこぶ」
- 黒豆「黒くなるまでまめに働く」
- かまぼこ「松竹梅:おめでたい」
盛り付け
作った“おせち料理”をお重に詰めます。
料理は、1度でお重に詰められるものもあれば、詰められないものもあります。
一度でお重に詰められない料理は、お重に入れた料理が減った際に追加で盛り付けます。
一の重
「えびの塩麹蒸し」「数の子」「黒豆」「昆布巻き」「栗きんとん」「田つくり」です。
黒豆は、黄色くなった大ぶりのスダチの皮を器にしました。
二の重
「のし鶏」「ぶりの照り焼き」「紅白なます」「伊達巻」です。
三の重
「お煮しめ」「かまぼこ」です。
■■■ おせち料理のできあがり ■■■
数時間かけて作ったおせちがやっと出来上がりました。
お重に入りきらなかったおせち料理をつまみにお酒を飲みながら、今から年越しうどん・そばの準備に取り掛かります。
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