【自家製:切り干し大根の作り方解説】間引きした大根を使って切り干し大根

昨日のりさんの菜園の隣の畑で野菜を作っている方から間引きした大根をいただきました。のりさんとこの菜園でも先日大根の間引きをしましたが、今回いただいた大根はのりさんとこで間引きしたものより一回り大きいです。

太めの「切り干し大根」を作る

今回、作る切り干し大根は写真の左側にある「少し太めの切り干し大根」です。

右側の切り干し大根は「スーパーなどでよく売っている切り干し大根」で、細いのが特徴です。のりさんとこでは“ハリハリ漬け”や“お揚げを入れて甘辛く煮つけて”食べます。

切り干し大根の作り方(例)

1:葉を切り取って洗う

大根の葉っぱを包丁などで切り取り、大根の白いところを良く洗い土などの汚れを取り除きます。

2:大根の皮をピーラーで剥く

皮を剥いた大根の一部はこんな感じです。

3:大根を自分の希望する太さと長さでカット

乾燥して出来上った切り干し大根は、食べる前に水につけてもどし、その後調理して食べるのですが、食べたときの食感は大根の太さと長さ、特に「太さ」によって変わります。

  • 縦横共に8ミリ~1センチ位の四角で、長さは4センチ位でカット

太さと長さに決まりはないので、あまり気にしないで気楽に作ればいいと思います。今回は、縦横共に8ミリ~1センチ位の四角で、長さは4センチ位を基準にしてカットしました。

カットした大根はカット後に干しますが、カットした大根の太さや長さがてんでばらばらだと、カットした大根の太さなどによって乾燥に要する時間もてんでばらばらになります。

乾燥に要する時間を同じくらいにするためにカットする大根の太さ・長さはできるだけ同じ大きさにするのが良いです。

大根の太さや長さはバラバラなので、カットする大根の端の方は太さや長さを合わせにくいです。その際は、基準にしている太さ長さでカットして、残った部分が薄く・短くなっても大丈夫です。その部分だけ早く乾燥できるだけのことなので。

(参考)

スーパーなどでよく売っている細い切り干し大根を作るときはこのスライサーを使っています。

4:重ならないように干す

カットした大根は「野菜や魚を干す籠」を使用して干しています。

天気の良い日の昼間はできるだけお日様の光が当たるところで干します。晩になると、夜露のあたらない場所へ籠を移動します。

たとえば、夜露や雨のあたらない車庫・納屋・ベランダなどがあればそこへ移動します。のりさん家は、そんな場所がないので夕方や雨の時は室内にて干しています。

干すときは、カットした大根ができるだけ重ならないようにします。

5:裏返す

干している大根が、まんべんなく乾燥するように定期的に大根を裏返しするのが理想ですが、今回のようにカットした大根が多い場合裏返すのは大変です。こんなときは、干している大根を手でかき混ぜそののち再度カットした大根が重なることの無いように網の上で広げます。

裏返すタイミングですが…

  • 朝7時に外に干したとしたら
  • 昼すぎに大根を裏返しをする
  • 翌日は朝干すときに裏返しをする
  • 昼過ぎにまた裏返しをする

※裏返し:今回はかき混ぜてから再度重ならないように広げる

この繰り返しを大根が十分乾燥するまで繰り返します。

仕事などで昼に裏返しができない場合は夕方裏返しすればOKです。カットした大根は、干した時間とともに次第に小さくなっていきます。

(備考:細い切り干し大根の場合)

細い切り干し大根を作るときは、カット(スライス)した細い大根同士が引っ付いているので、重ならないように干すのは難しいです。その場合、大根を「広く」「薄く」広げて干すような感じで干します。一日くらい干すと大根は大分乾き、クモの巣のようにそれぞれの大根がつながっているような状態になっていますので裏返しは簡単に行えます。
大根が絡み合い団子のようになったところがあれば、そこは乾きにくいところとなるので解きほぐしてやります。

6:干す期間

干して乾燥するまでの期間ですが、今回はカットした大根が太めですので、早くて5日、遅くて1週間くらいはかかると思っています。

※細くカットした大根の場合、干す期間はもっと短いです。

乾燥に要する期間は、晴れの日が多いか少ないか、また風の強い日が多いか少ないかなどの天候によって、また夜はどこで干しているか(風通しの良い場所か、そうでない場所か等)などによって違ってきます。

7:保存

乾燥したものは、写真右のようにジブロックなどのファスナー付保存袋に乾燥材を入れ、その中に干したダイコンを入れ、更にプラスチックの密閉ケースに入れて保存しています。

写真左のように乾燥材入りの海苔の容器に干したダイコンを入れ、蓋の下部分と本体とをセロテープでグルッと一周まいた状態で保存する場合もあります。ともに常温で保存しています。

常温保存が心配な方は、ジブロックなどのファスナー付保存袋に乾燥材と干したダイコンを入れ、冷蔵庫で保存すると良いです。

8:保存期間

保存期間の目安は、半年かな~

右の太い切り干し大根は、今年の6月に春大根を収穫して作ったもので、作ってから半年経過しています。

左の細い切り干し大根は、昨年秋に植えた大根で今年の1月くらいにまだ菜園に残っていた最後の大根をまとめて収穫したときのものを使って作ったものです。たくさん作りすぎたので、食べきれずにまだ残っていますが作ってから11か月位経過しています。

その他:茶色いけど大丈夫?

茶色になっているけれど、安心してください

暗室で保存していないせいかもしれませんが、ともに色が少し茶色になっていますが、料理する前に切り干し大根を水につけてもどす回数を多くする、もどす時間を長くするなどの対応を行うと白い大根にもどりますよ。

とはいっても、半年くらいで使い終えるのが良いのかな~とは思っています。

それにしても今日は“ひじょ~に寒い”パソコンを打つ手も悴んでる~

ということで、今日は菜園での作業はおやすみします。閉店ガラガラ~

※撮影日:2020年11月30日

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